
こんにちは、株式会社LUZ(ルース)代表取締役の浅水です。
2024年10月7日をもちまして、弊社は4周年を迎え、5期目に突入!
これもひとえに皆様のご愛顧のおかげです。
伝えきれない感謝の思いと共に、今日は弊社のこれまでの軌跡、ひいては代表である私の経歴を、ぶっちゃけ話も混じえながら、ご紹介させていただこうと思います。
LUZの設立
弊社、LUZは2020年10月7日に設立されたデザイン事業と飲食事業を行う会社です。
設立に携わったのは代表である私と、その兄の2人です。
設立の準備を始めたのは、私が22歳、大学3年生の頃でした。
当時私は、武蔵野美術大学造形学部でデザインを学びながら、フリーランスのデザイナー、ゲーム開発会社のデザイナーインターン、飲食店のバイトと3つの仕事を掛け持っていました。
大好きなデザインとお酒に囲まれながらの楽しい生活。 学生ながらも月に最大100万円を稼ぐこともあり、生活は順調。
さて、そろそろ就活も考えなきゃいけないな〜、と思い始めていた頃に転機は訪れました。
地元・埼玉県越谷市のとあるBARが新型コロナウイルスの波に抗えず閉店を迎えることになったので、
その場所で店をやってみないか、というお声がかかったのです。

確かに私は飲食店勤務の経験も5年ほどになっていましたし、昔から父にいろんな飲み屋に連れて行っていただいたのもあり地元の繋がりも厚く、経営の知識は何もないながらも"出来る"だろうなと直感しました。
とはいえ私はあくまで根っからデザイナー。飲食は楽しいし、自分の性質にも合っているとはいえ、デザイナーをやめるなんて選択肢はハナからなく。
「昼はデザイナー、夜はバーテンダーでも良いなら」と返答しました。
それからは、同じく飲食店勤務経験の長い兄にも声をかけ、デザイン事業と飲食事業を両立させるために会社を起業。
知識ゼロから、必死に経営の知識や数字の考え方を学び、どうにか飲食店とデザインスタジオを開業。
それが、株式会社LUZです。
いきなりのピンチ〜「Vグラ」サービス開始まで
そんなこんなでたった2人で始まった弊社ですが、たった2年で大ピンチ。
兄が会社を抜けることになったのです。
1人でどうやっていくのかという悩みはもちろんありましたが、とはいえ元はフリーランスのデザイナーでもあった私。
経営していたバーは他の人に貸すことにして、「まあ、1人社長の会社でもデザインだけならやっていけるだろう」と、しばらく気ままに事業を行っておりました。
そんなある時舞い込んだ仕事の一つが、「市のPRをするVtuberを作ってくれませんか」という依頼でした。
それまでVtuberの知識などほとんどなかったので、お断りしようかとも思ったのですが、「ぜひ、どうしても浅水さんに」と押されるままに引き受けてしまい…
イラストのお仕事は何度も受けておりましたがVtuberを作るとなると初めてだったので、
Vtuber業界の様々なデザイン・イラストを調べたのですが……
こんな面白いクリエイティブが繰り広げられている業界があったのか!
というのが最初の印象です。
Vtuber業界のデザインと広告業界のデザインとでは全く異なるところが何点かあるのですが、
一番衝撃的だったのは、デザイナーがまるでアーティストのように扱われ、前面に名前が出されているところでしょうか。
そこからVtuber業界にズブズブとハマり、Vtuberに特化したクリエイティブサービス「Vグラ」の立ち上げに至ったのは2023年のこと。
サービス立ち上げにあたって、主にVtuber業界に興味のあるメンバーを募りました。
それまで1人で小規模に行っていた事業を拡大し、業務委託やアルバイトを含め10人ほどのメンバーを確保。
全員フルリモート、フルフレックス制という、意欲あるメンバーが自由に働きやすい環境を整え、
一気に会社らしくなったのがこの時期です。
LUZの運営する「Bar ZIGZAG」について
「Vグラ」と時を同じくしてオープンしたのが、「Bar ZIGZAG」です。
前述の通り、「昼はデザイナー、夜はバーテンダー」が私の会社を立ち上げた理由でもあり原点。
ですので、どうしても夜の拠点は欲してしまうもの……
とはいえ、会社設立当初に経営していたバーは立食で50名ほど入る大箱でしたので、やりがいはあるものの、デザイン事業との両立が難しい部分もありました。
そんな折に、飲みに行った行きつけのバーで紹介されたのが今の店舗物件です。

1人でも十分に回せる規模感、昼はオフィスがわりにも使えるような作り。
物件に一目惚れをした私は、すぐさま契約へと進め、さくっと店をオープンしてしまいました(笑)。
せっかく弊社が運営するのだからと、クリエイティブにこだわった様々なイベントや、Vtuberとのコラボイベントも多数企画し、最近ではありがたくもVtuber事務所さんからコラボ依頼が来るようにもなってきました。
埼玉県越谷市というイベント会場としては難しい立地ながらも、イベント開催時には多数のお客様にご来店いただき、
平常時も元からある地元の人脈を生かしながら、ゆるっとコミュニティ感を楽しむバーになっています。
「デザイン事業と飲食事業をやっている」というと、なぜその2つ?と言われることもありますが、
バーのお客様からデザインの依頼をいただくことも少なくありませんし、Vtuber業界での人脈・地元での人脈それぞれをフルに活かした拠点にはなっているのかなとも思います。
これからのLUZについて
5期目に突入した弊社ですが、まだまだ会社としては赤ちゃんの段階だと私は思っています。
ここ数年で会社の規模としては10倍近くに成長したものの、まだまだ業界での注目度は低いもの。
そこで今後の展望として、私の夢を語らせてください。
「Vグラ」のさらなる展開、国内から国外へ
現在、Vtuber業界は急速に成長を遂げており、弊社の提供するVtuber向けクリエイティブサービス「Vグラ」もその波に乗っています。より多くのVtuberの方々に向けて独自のクリエイティブを提供し、業界全体の発展に貢献していきたいと考えています。
まずは、Vtuberデビューする時に全ての人にとって「Vグラ」が第一番目の選択肢となることを目指します。個人で活動されている方の他に、Vtuber事務所や、その他Vtuberマーケティングを考える企業・自治体へのB2Bのサービス提供を強化していきたいと考えております。
さらに、Vtuberは今、国内よりも国外で注目度が急激に高まっているコンテンツでもあります。
「Vグラ」も次の段階として、海外向けの展開を視野に入れ、動き始めています。
そのためにも、資金調達や人的リソースの確保、体制整備により一層力を入れると共に、マーケティング戦略を見直しさらなる成長を目指しております。
パートナーシップの拡大によるさらなる事業成長
デザインの力はあらゆる業界に必要なものであり、B2Bの分野において多大な影響力を持つものと考えております。今後、既存のクライアント様だけでなく、新規のビジネスパートナーに向けて、私たちの最新のデザインソリューションや事例を発信していきます。
これにより、より多くの企業に私たちの価値を伝え、パートナーシップの拡大を目指します。
特にスタートアップのブランディング、若者向けのメディアやサービス、イベントの発信、サブカルチャーテイストのクリエイティブなどは、私たちの得意分野でもありますので、そういった方面での発信を今後も模索できればと考えております。
地域社会との繋がりの強化、コミュニティ作り
埼玉県越谷市にオフィス・飲食店舗を構える企業として、地域社会との連携も重要視しています。
今後も、地域のプロジェクトやイベントへの参加を通じて、デザインの力を地域貢献に活かしていきたいと考えています。
特に「Bar ZIGZAG」の立地をよりフルに活用し、地域との交流の拠点にできないか、方法を模索していこうと思います。
また、SNSアカウントなどを活用し、若い経営者として地域の起業家や学生たちと交流を深め、次世代のリーダー育成に寄与していくのも夢の一つであります。
「デザインの力で越谷を盛り上げる」と、言葉にすると少々恥ずかしいものもありますが、それができるのは私だけなのではないか、という使命感を持って、地域との交流を増やしていこうと考えております。
最後に
こうして振り返ると、4年間の道のりはあっという間でありながらも、多くの挑戦と成長が詰まったものだったと実感します。
デザイン事業と飲食事業という一見異なる分野を同時に進めながら、Vtuber業界への進出や、地域コミュニティとの連携を通じて、自分自身も会社も進化し続けてきました。
これからも、デザインの力を信じ、多くの方々と共に新しい未来を創造していく所存です。地域社会への貢献を大切にしつつ、「Vグラ」の国内外展開や新しいビジネスパートナーシップを広げ、さらなる飛躍を目指してまいります。
株式会社LUZ、そして私自身は、まだまだ成長の途中。これからも皆様に支えられ、デザインの力で世の中に価値を届けていくために全力を尽くしていきますので、どうぞ今後とも応援のほど、よろしくお願い申し上げます!