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AIの無断学習を防ぐためには?

イラストを投稿しただけなのに、知らないうちにAIが学んでいるって、どう思いますか? はじめに:AI無断学習って何? 「AIの無断学習」とは、AIモデルがトレーニングに使うデータを、データの所有者や制作者の許可を得ずに収集・使用することを指します 1.データの収集 AIを学習させるには膨大なデータが必要です。そのため、インターネット上に公開されている文章、画像、動画、音声などを自動的に収集する「スクレイピング」という技術がよく使われます。

・例:ブログ記事、SNS投稿、イラスト投稿サイトなど。 2.学習プロセス 集めたデータをAIが分析し、パターンや特徴を学びます。例えば、イラスト生成AIはイラストを大量に見て「どのような色使いや構図が美しいのか」を学習します。 AI(人工知能)モデルを賢くするためには、「トレーニングデータ」と呼ばれる情報の集合が必要です。このデータは、AIが学習してパターンを見つけ出すための基盤となります。


ではなぜ無断学習が問題なのか? 1.著作権の侵害 多くのデータは著作権で保護されています。イラスト、写真、小説、音楽など、無断で使用されると、制作者の権利が侵害される可能性があります。

  • 例:「自分の描いたイラストがAIのトレーニングに使われた」と知ったクリエイターが抗議するケースが増えています。


2.データ提供者の不利益 クリエイターが労力をかけて作った作品がAIに学習され、そのAIが「似た作品」を簡単に生成するようになると、クリエイター自身の収益や評価が下がる可能性があります。


3.倫理的問題 学習に使われたデータが透明性を欠いているため、「誰のデータが使われているのか」が不明なことが多いです。これにより、所有者が気づかないうちに利用されることになります。 イラスト生成AIの流れを一例を挙げながら紹介します。


イラスト投稿サイトから無断で作品が収集され、AIがトレーニング。

              ↓

AIが「オリジナル風の作品」を生成し、それをユーザーが商業利用。

              ↓

クリエイター本人には一切利益が還元されない。 それを防ぐために私たちができることは? →データの利用を追跡可能にする


  • ウォーターマークやメタデータの活用 画像や文章などにトラッキング可能なウォーターマークやメタデータを埋め込むことで、無断利用を検出しやすくする。

    • 例:デジタルアートに「トレーニング禁止」のメタデータを埋め込む。

  • 利用履歴のログ化 AIがどのデータを使ってトレーニングしたかを記録し、後から確認できるシステムを構築する。

    • 例:「どの作品が使われたのか」をAIの開発者やクリエイターが確認できるデータベースを作る。


まず私たちが実践しやすいのはウォーターマークや自分の記名があるサインを入れることです! しかし絶対に100%学習されたくないよ!!!という方は、現状はインターネットに画像を公開しない、以上の対策がないのも現状です...

AI無断学習は、AI技術の進化を支える重要なプロセスである一方、クリエイターやデータ提供者に不利益をもたらす可能性があります。このバランスをどう取るべきかが、現在大きな課題となっています。

私たちVグラも今後実績公開の際には実際にウォーターマークを入れ、無断学習を防ぎクリエイター様にも依頼者様にも安心してお取引ができるよう努めてまいります。

今後とも何卒よろしくお願い致します。



Vグラウォーターマーク


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